2023年11月3日、昨年に続きいちかわ市民まつりで「早稲田古本市」を行いました。目的は二つの地域貢献です。読み終わって眠っている本を集め、それを求めている人たちに安価で提供する事と、その売上金を全額市内の福祉施設に寄付する事です。果たして今回は本が十分集まるだろうかという不安は杞憂となり、昨年を遥かに超える598冊が多くの会員から集まってパワーアップ。スタッフも朝7時の搬入から万全の態勢で対応しました。
5万人ともいう市民まつりの来場者は開場前から増え始め、声を張り上げて呼び掛けをし、ブースの前は常時大きな人だかりに。お客さんとの楽しいやり取りも声が弾み、正午を過ぎるころには約半分の本が売れました。スタッフの活気ある姿を見てか、市川稲門会への新入会の申し出は昨年より増えて5人となりました。
午後は少しずつ来場者の数も減少し、規定時間より1時間も前に閉店するブースも目立ってきますが、我々は価格はそのままで販売冊数を2倍にするタイムセールを宣言し、最後まで頑張りました。全員で声を出し合って客集めに成功し、売り上げも2万7100円と昨年を大きく上回りました。正に市川稲門会ならではのチームワークの良さです。心地よい疲労感とともに得も言われぬ充実感を味わい会員相互の連帯感を実感した一日でした。
(文・大川 英明 写真・中村 太)
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